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民芸品ギャラリー 1
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でんでん犬張り子 でんでん犬張り子・前 でんでん犬張り子
でんでん犬張り子 でんでん犬張り子・前 でんでん犬張り子・横
黒い大きな目玉のような模様が4本の足にもある意匠が、呪術的意図を感じさせる。
でんでん犬張り子 カラス天狗土鈴・前 カラス天狗土鈴・横
でんでん犬張り子・上 カラス天狗土鈴・前 カラス天狗土鈴・横
後頭部にこぶのある造形がおもしろい。

犬張り子

犬張り子は、平安朝の宮中に、災厄を払うために置かれていた狛犬像が源流のようである。狛犬は、仏像が盛んに作られていた頃、仏像の前に2頭の獅子(ライオン)を置いていた習慣がもとになっている。このような仏教文化が日本に伝わって、平安時代になると、口を開けた獅子と口を閉じた犬(狛犬)の像の組み合わせが定着するようになり、寺社や宮中に獅子と狛犬の対の木像が置かれるようになった(東寺の狛犬獅子)。時代が下ると石造りの同様な像が、神社の境内等に置かれるようになり、一般に狛犬と呼ばれるものとなる。
犬は、日本では縄文時代の昔から、番犬・猟犬として飼育されている。弥生時代には朝鮮半島や中国からの飼育犬も多く流入し、広く食用にもされていた。民俗の世界では、神聖視されていた狼との混同や番犬機能の延長として、魔除けとしての意味を持たされていた。また、犬の出産が軽い事や多産であることから、人の出産を助ける動物とも意識された。このような民俗を背景に、平安時代の京都では、安産と子供の健やかな成長を願って筥犬(はこいぬ:犬をかたどった箱)を産室に飾る習慣があった。このような習慣は現在の皇室でも受け継がれているようで、皇室に子児が誕生すると天児(あまがつ:穢れを移す人形)や犬張り子が宮内庁病院の赤ちゃんの部屋に飾られることが報道されている。
室町時代には、御伽犬(おとぎいぬ)と呼ばれる雌雄の犬の意匠をした入れ物が作られるようになり、婚礼や子児誕生時の祝儀の贈答品として上流階級で使用された。産室内に一対の御伽犬を置き、産衣を着せて厄払いをし、その後は子児の枕元において魔除けとしたという。
江戸時代になると御伽犬が江戸にも伝わり、ひな祭りの雛壇にも飾られた(現在でも、雛人形の前に1対の御伽犬を置いてあるものが見られる)。江戸時代中期には四本脚で立った犬の張り子の玩具が作られるようになり、末期になると丸みを帯びた意匠となった。その後、誕生祝いの縁起物贈答品として、ざるをかぶせた犬張り子(犬に笊の竹かんむりをかぶせて笑うと読んだ)やでんでん太鼓を背負った犬張り子などが作られようになった。
七つ鉢入れ子(木曾漆器) 七つ鉢入れ子(木曾漆器) 七つ鉢入れ子(木曾漆器)
七つ鉢入子(木曾漆器) 七つ鉢入子(木曾漆器) 七つ鉢入子(木曾漆器)

木曾漆器

漆の技術自体は縄文時代の昔から存在するが、木曾で漆器が作られるようになったのは600年前くらいからである。江戸時代中期(1600年代中頃)から旧楢川村(長野県塩尻市)で、木曾の豊富な木材を使用した工芸品や漆器が伝統産業として定着するようになった。主に中山道の旅人を相手におみやげ物として売られ、木曾工芸の評判が日本中に広まっていったという。
古くから木曾では豊富な建築材を産出していたが、江戸時代初期には森林の伐採が進み過ぎて山が荒廃してしまったため、当時の尾張藩により1708年(宝永5年)から1718年(享保13年)に「五木伐採停止の令」が制定されて以降、森林の保護が行われるようになった。五木とは、檜(ひのき)、翌檜(あすなろ)、高野槇(こうやまき)、鼠子(ねずこ)、椹(さわら)であり、民謡の木曽節の中でも唄われている。保護指定されたこれらの五種類の樹木を木曽五木という(後に栗、松、唐松、欅、栃、桂も保護されるようになる)。
しかし、当時の領主・山村甚兵衛の庇護で、漆器業者へは尾張藩の「檜物手形」が下付され漆器の木地の伐採が認められた。
旧楢川村の職人達は漆技術の向上を図り続け、石川県輪島へも漆塗技術の習得に赴いた。明治時代初期に、楢川村奈良井で鉄分を含有した「錆土(さびつち)」という粘土が発見された。この粘土は、漆塗りをより堅牢にする効果があり、木曾漆器の下地材料として使われるようになった。木曾漆器は1975年、通商産業省(現経済産業省)から伝統的工芸品に指定されるに至る。「木曽春慶」、「木曽変わり塗り(木曽堆朱)」、「塗り分け呂色塗」の3つが伝統技法として認定されている。
ジャワ島仮面・前 ジャワ島仮面・横 グアム島小物入れ
ジャワ島仮面・前 ジャワ島仮面・横 グアム島小物入れ
タイ・象の木彫 ボージョーボー人形 タイ・風鈴
タイ・象の木彫 サイパン島・ボージョーボー人形 タイ・蟻地獄風鈴
アイヌ・梟のペンダント チベット・ペンダント チベット・金剛鈴
アイヌ・梟のペンダント チベット・十字金剛ペンダント チベット・金剛鈴
右手に持ち胸のあたりに掲げる。空間の中に消えていく音が、般若(空性)を表す。
チベット・法具 チベット・ティンシャ チベット・金剛杵
チベット・法具 チベット・ティンシャ チベット・金剛杵
左手腰のあたりに握る。方便を表す。
クシャ草(吉祥草) ドライフラワー チベット・紅玉髄天珠ブレスレット
クシャ草(吉祥草) ドライフラワー チベット・紅玉髄天珠ブレスレット
インドを中心としたアジア一帯で宗教的儀式などによく用いられる。チベットで夢占いに使用される。 チベットの宗教儀式や、祭壇飾り付けなどに用いられる。 チベット・カーネリアン(火星の隕石成分を含むとされるチベット特有のカーネリアン。カーネリアンとは網目がないタイプのめのう石。化学式はSiO2。)このカーネリアンを加工し、チベットに伝わる植物の汁を用いた腐食技術を使って文様を施したものを天珠という。
チベット・菩提天珠 チベット・12眼天珠 チベット・天珠携帯ストラップ
チベット・菩提天珠 チベット・12眼天珠 チベット・天珠
仏陀が悟りを開いた菩提樹(ピッパラの樹)を描いたもの。 12の目玉文様のある天珠
チベット・八吉祥図 チベット・スンドゥ チベット・仏像
チベット・八吉祥図 チベット・スンドゥ チベット・仏像
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